希願花 (きがんか)ビーズ物語

海外で悠久の歴史と根強い人気のビーズ織の魅力の虜となった私が、自身の作品を主に紹介してまいります。

紫のスワロフスキーを生かして、フェミニンなお花のブローチ

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きがんか 希願花 ですっ。

幸せを祈りながら、ビーズのお花を編む作家 希願花 です!

 

私の作品って、基本的に、お花と葉っぱは、全部、バラバラの単品です。

まあ。。。きっかけは、私の親切心から、もしも、私の作品が欲しいと言う人がいたら、バラバラの単品のほうが、当然、値段が抑えらえるし、買いやすいだろうと思ったからです。

 

少しずつ、少しずつ、買い足していけば、すぐに、こういう風にゴージャスにも装えるし。。。

 

単品でも、帽子や襟にポツンとつけても、ワンポイント・ブローチとしてvery goodなわけでして。。。。

 

お財布に無理なく、ちょこっとずつ、楽しみながら、お花のシリーズを集めてもらえたらなあ~っと、そんなことを想像しながら以前は、編んでいました。

 

 

ただ。。。現実は。。。。。

 

単品では満足できない女性が圧倒的で、ちょこっとずつ集める楽しさは理解できないらしい。

 

金額的にも、材料費+経費+加工賃+利益=価格 であるという当たり前の理論は受け入れてもらえず、「一般の主婦の許せる金額は、2000円前後だから、そのくらいの金額にして!それに、フリマなら500円くらいが相場のはずでしょ?!」みたいに、一方的に押し切られ。。。

 

毎月、毎月、数万円の材料費を投じている私としては。。。

総合的にまとまった作品ならば、年単位の製作日数も掛かっているので。。。

販売は、むずかしいなあと考えている今日この頃です。

 

 

そして、私が辿りついた答えは、。。。

 

例えば、3万円の材料費をかけ、数年がかりで作った作品を 自分で持っている分には、その作品の価値は、当然、3万円以上となり、自分の自慢できる財産とも言えるお気に入りのアクセサリーになるわけです。(自分の価値観だけなら、これ10万円くらいの価値があるのよ~~とか、心の中だけでも、優越感に浸れますしね。実際の市場の価値はわかりませんが。)

つまり、売らないほうが、断然、お得!

 

超格安の要求に応じて売れば、5000円程度にしかならず、おまけに、大量のお花と葉っぱが、手元から消えてなくなりますから、投じた労力と材料費を考えたら、大損害になる。

 

うん。。。。売らないほうが正解!

 

と今は、考えている希願花 です。

 

物を売るって、私には、とてつもなく難しいです。

ちょっとした小物を作って、売れている作家さんもおられて、正直、

ああ~、羨ましいなあとは思うのですが。。。。

 

 

でも、そういう風にチャレンジしてみて、売れる人は、ごく少数だと

思うのです。誰も、彼もが、売れるわけじゃない。

むしろ、売れないほうが、普通じゃないのだろうかと思う。

 

売れる人は、きっと商売の神様に愛されているのだと思います。

売れないからといって、作品が悪いわけではないと思うのだあ~~。へへ。

 

by KIGANKA 希願花 beaded flower creator