希願花 (きがんか)ビーズ物語

海外で悠久の歴史と根強い人気のビーズ織の魅力の虜となった私が、自身の作品を主に紹介してまいります。

父の虚言癖について

<高齢者の介護予防・支援の仕事をしているなら、よくわかってもらえると思うのですが>

う~~~ん。優秀な人でなければ、わからないのかもしれませんけれど。

普通は、高齢者とちゃんと話をしていれば、その人の発言内容の矛盾点とか、奇妙な点とか、普通はわかるもんなんですよ。

宮代町では、父がソフト・ボールのチームに入っていたころには、父の虚言癖が、チームの人達によくわかってもらえていましたが。。。

父が老人になってからは、老人になると、なんでも、免罪符的な感じになるからなのか。。。

私も母も、家の外でも、父が普通の様子であるわけがないと思っているんです。

たぶん、トンチンカンな発言をしても、意外と、スルーされているんだと思うんです。

母のケア・マネさんは、父と話をしてくれた時の感想は、「言っていることが滅茶苦茶」でした。

私と、ケア・マネさんで、受診の説得をしていても、「俺は、この家を養っているから」とか、「俺が、どうにかなったらどうする」とか、「○○医院の先生の許可なく、認知症の専門病院に行くのは、失礼だ」とか言っていたんですが、いずれも、意味不明なわけです。

そういうことを、さらっと、気付いてくれた母のケア・マネさんは、すごいなあと思った次第です。

たぶん、父は、家の外でもこういう話をしているんですが、みなさん、頭脳明晰で、認知症なんてないわねって
言います。

それって、その方達のほうが、認知症なんじゃないかと心配してしまいますよ。

父の虚言癖に感づいてくれたのは、○○市の認知症専門病院の医療相談室の室長さんで、
2時間もしっかり面談してくれた後で、「お父さんの話は、調子が良すぎる」「事実関係を調べてみないと、言っていることが疑わしい」「家族のことは、絶対にはなさない」とか、おっしゃってくれたのです。

さすが、プロだなあと、関心しました。

そうなんです。本当に優秀な人には、父の奇妙な点はわかってもらえるんです。

わからないほうが、危ないと思います。


父の虚言癖で一番困っているのは、「家の中には、何も問題がない」とか、「母親も、自分の事は何でもできて、
まったく問題ない」とか外で言っていることです。

外で言うっていうのは、父の友達は、宮代町の健康介護課なので、これがまた、厄介です。

83歳で、家の中に問題がない家なんて、存在するわけないじゃないですか。

若く手元気な人だって、たくさん問題を抱えているのに。

母親は、一日中、体が痛くて、頭がどうにかなりそうという日が多いんです。痛みで夜も眠れていない日も多いんです。おトイレだって、部屋でしているわけで、一回に立っていられる時間は5分が限界です。そういことが、わかっていなくて、「母親は、自分でなんでもできる」と健康介護課の人に言いふらしいて。。。

困るんですよ。

父は、正体不明の83歳の老人という立ち位置で、健康介護課の人と会話をしているのであって、
たとえば、山田太郎83歳として、健康介護課の人とお話をしているのではないんですね。

父が、軽い気持ちで、適当に、ペラペラしゃべったことが、役場の相談記録に全部載っているのは、どういうことなのか????

北朝鮮じゃないんだから、秘密警察みたいなことをやめてほしいんです。

役場の相談記録に載せるものは、ちゃんと、面談をしたときの物だけに、してほしいんです。

それに、個人情報の聴取や利用法にしても、もっと、ちゃんとしてほしいんです。

本来は、聞き取りをした内容をみせてもらって、同意書を交わした内容だけしか、書かないというくらいの徹底をしてもらいたいのです。